通信教育のデメリット

准看護師として長年働き、経験と実績を積んで正看護師の資格取得の道を目指して働きながら通信教育を選択する人々が多く見られます。勤めとの兼ね合い、あるいは仕事と学習の両立と言う観点から、時間や場所に制約されずに勉強ができる通信教育というシステムの選択はとても理にかなったものとして推奨できます。しかし通学による資格取得が強制的に勉学への習慣付けを行なえるのに対して通信教育ではその自由さが帰ってあだとなってしまうことも考えられます。仕事や家事に重きをおいて通信教育のために割く時間が極端に少なくなると受講もテストもレポート提出も後手後手になってしまって資格取得に多大な年月を要したり、資格取得を断念するケースも少なくありません。
通信教育はクラスメイトがいるわけでもなく孤独との戦いを余議なくされ、学習の進捗状況や悩み事を相談できる相手もいないことがほとんどです。必ず2年間ですべての単位を取得するという覚悟がないと頓挫してしまうことになりかねません。また通学による対面授業よりたくさんのテキストを読み込む作業もあります。テキストの分からない部分をあいまいなままにしておくと学習がストップしてしまうことになります。早目に担当教員に質問をして不明な点は解決しておくことが肝要です。さらに通信教育では内容が理解できているかを確認するため大量のレポート提出を義務付けています。そのための時間を作り出すのは仕事を抱える人にとって大変ハードだと言えるのではないでしょうか。これらのデメリットもよく認識した上で資格取得を目指しましょう。

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